
血液内科 new
概要・特色
当院の血液内科は、病院開院と同時に始まり、福岡市でも最も伝統のある血液専門診療科です。
血液悪性疾患(白血病・リンパ腫・骨髄腫・骨髄異形成症候群・骨髄増殖性腫瘍など)に対して、新薬治療・造血幹細胞移植 を駆使し、治癒を目指す診療を行っています。
再生不良性貧血・ITP・TTP・血友病・発作性夜間血色素尿症などの非腫瘍性血液疾患にも対応。
外来化学療法や輸血も実施し、血液救急にも対応可能な体制を整えています。
2024年には、CAR‑T 細胞療法を再発・難治性リンパ腫に対して開始。
今後は骨髄腫への適応拡大も予定しています。
また、造血幹細胞移植は 1990年から実施し、2024年末までに1,428例を達成。
高齢者や合併症を持つ患者さんにはミニ移植・半合致移植も行う柔軟な体制です。
治療方針
患者さん一人ひとりの病状・背景・思いなどを尊重し大切にしながら、治療を行います。
国内外の最新のガイドライン・治療法に基づき、治癒を目指したベストの治療を提供します。
標準治療法を行うことが困難な方(合併症を有する方やご高齢の方など)にも当科の豊富な経験・実績をもとに最善の治療を提供します。
治験や多施設共同臨床試験に積極的に参加して、新規治療薬・治療法の開発に努めています。


対象疾患・治療法
主な対象疾患
| 白血球・リンパ球異常 | 急性白血病/慢性白血病/骨髄異形成症候群/悪性リンパ腫/成人T細胞白血病、リンパ腫(ATL)/多発性骨髄腫 |
|---|---|
| 赤血球異常 | 各種貧血、再生不良性貧血/発作性夜間血色素尿症/真性多血症 |
| 血小板・凝固系異常 | 血小板減少性紫斑病/血小板増加症/血友病/播種性血管内凝固症候群(DIC) |
疾患および治療法
専門医療・技術
化学療法・分子標的治療・抗体薬(最近では二重特異性抗体薬も)
造血幹細胞移植(同種/自家移植、血縁/非血縁移植、骨髄移植/末梢血幹細胞移植/臍帯血移植、骨髄破壊的移植/ミニ移植、HLA半合致移植)
CAR‑T 細胞療法(遺伝子改変免疫細胞療法)
支持療法
- 輸血
- 造血因子
- 感染予防管理
- 無菌室管理
- 好中球減少による感染症
- 出血傾向への即時対応
緊急・救急対応
診療実績・関連情報
実績・規模
- 病院最上階(9階)に、無菌病棟(41床)+ 一般血液病棟(29床)= 計70床 からなる血液病棟
- 造血幹細胞移植:1990年以降累計 1,428 例を実施
- CAR‑T 細胞療法:2024年より再発・難治リンパ腫への治療導入、2025年からは多発性骨髄腫にも実施
- ミニ移植により年齢の壁を越え、HLA半合致移植によりHLAの壁を越え、より多くの移植を必要とする患者さんへ移植を実施