
がんセンターについて
がんセンターのご案内
平成19年4月よりがん対策基本法が施行されました。この法律により、国だけでなく、地方公共団体、病院、医療保険者、さらに国民にもがん対策を総合的かつ計画的に推進するように責務が課されることとなりました。病院においては、がんの予防に寄与し、がん患者さんの置かれている状況を深く認識し、良質かつ適切ながん医療を提供することが求められています。
当院では、平成16年6月に腫瘍センターを開設し、総合病院として、わが国の5大がん(胃がん、大腸がん、肝がん、肺がん、乳がん)をはじめとする多くのがんに対応できる体制を整備してきました。平成22年4月には「福岡県指定がん診療拠点病院」の指定、さらに令和2年4月には国の「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受け、専門的ながん治療を提供するとともに、地域のがん診療の連携協力体制の整備やがんに関する相談支援、情報の提供を行ってきました。
令和6年に腫瘍センターを「がんセンター」に改称し、がんに関し広範囲かつ組織的な対応をすることにしました。がんセンターは5つの部門で構成され、がん診療のサポートを行っています。特に、入退院センター内にあった「がん相談支援センター」を独立・移転させ、患者さんやその家族をはじめ、どなたでもお気軽にご利用できるようにいたしました。「がん相談支援センター」は、がんに関する治療や療養生活全般、仕事や学業・育児との両立、医療費や生活費、セカンドオピニオン、アピアランスケアなど、どこに相談してよいか分からないことなどについて、専門の相談員(看護師・ソーシャルワーカー)が支援いたします。
浜の町病院は、今後さらに一層質の高いがん医療を提供するよう努め、さまざまな取り組みを行ってまいります。