
リハビリテーション部
リハビリテーション部の紹介
当院のリハビリテーションは全ての診療科の依頼を受け、様々な疾患や障がいがある患者さんに対して、医師、看護師等の他職種と連携しています。早期回復を目指して手術前・手術後早期から、患者さんの生活や未来に向かって専門の療法士が患者・家族の立場に立って心のこもった最良なリハビリテーションを提供します。
対象疾患として股・膝・足関節や骨折後の運動器疾患、脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患、心筋梗塞や慢性心不全などの心大血管疾患、がん疾患、間質性肺炎やCOVID-19などの呼吸器疾患と多岐にわたり、運動機能や体力の低下した患者様に対して入院早期から病室でのリハビリテーションも実施しています。
施設基準
- 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 脳血管リハビリテーション料(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 心大血管リハビリテーション料(Ⅰ)
- 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
- がん患者リハビリテーション料
認定資格
心臓リハビリテーション指導士 | 1名 | 心不全療養指導士 | 1名 |
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3学会合同呼吸認定療法士 | 3名 | がんリハビリテーション研修会終了 | 16名 |
理学療法士臨床実習指導者 | 7名 | 作業療法士臨床実習指導者 | 2名 |
理学療法
運動器リハビリテーション
変形性股関節症や変形性膝関節症、外傷に対する人工股関節全置換術や人工膝関節全置換術、寛骨臼移動術、高位脛骨骨切り術などの手術前後のリハビリテーションを実施しています。また定期的に手術前後のカンファレンスを行い、多職種で情報共有をしています。
脳血管リハビリテーション
脳出血や脳梗塞、くも膜下出血等の中枢神経疾患又は手術後の方、神経疾患や慢性の神経筋疾患などのある方に十分なリスク管理のもと機能改善と在宅・社会復帰を目標に早期からリハビリテーションを実施しています。
呼吸器リハビリテーション
肺炎等の急性発症した呼吸器疾患や慢性の呼吸器疾患により、一定程度以上の重症の呼吸困難や日常生活動作能力の低下を来している方などに対して、呼吸機能や筋力、日常生活動作能力が早期に回復できるようリハビリテーションを実施しています。
心大血管リハビリテーション
急性心筋梗塞、狭心症、慢性心不全等、一定以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活動作能力の低下をきたしている方に、運動療法・食事療法・薬物療法などを実践して頂くためのプログラムを提供しています。理学療法士のみではなく、医師・看護師・薬剤師・栄養士と連携して行っています。また、外来の方も対象とした集団での心臓リハビリテーションも実施しています。
がんリハビリテーション
血液内科、外科、腫瘍内科などでがん治療を行っている方に対して、リハビリテーションを実施しています。がんには進行の程度によって病期があり、各患者さんの心身状態は日々変化します。個々の目標に応じて、化学療法や手術後の経過や機能障害の程度に合わせて元の生活に戻ることができるように適切なリハビリテーションを行います。


作業療法
さまざまな病気やケガにより日常生活動作(食事・整容・更衣・排泄・入浴)や社会生活に支障をきたした方に対してリハビリテーションを提供しています。
機能訓練や日常生活動作、作業活動を用いて心身機能や認知機能や高次脳機能に介入するとともに動作方法の工夫や環境調整を行い早期の日常生活動作の再獲得、社会復帰、生きがい楽しみ活動の再獲得ができるように積極的に関わっていきます。


言語聴覚療法
コミュニケーションの障害(失語症、構音障害、声や発音の問題など)、高次脳機能障害(記憶や注意など)に対して問題の対処法を見出すために、検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言を行います。さらに医師・歯科医師の指示のもとに摂食嚥下障害(飲み込みの障害)に対して嚥下評価・訓練を行います。言語聴覚士はこれらの問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援を行います。
