当院は、がん診療において地域内で中心的な役割を果たすことを目的とした「地域がん診療連携拠点病院」の指定を厚生労働大臣より受けています(がん情報サービス)(福岡県がん対策)。「地域がん診療連携拠点病院」は、専門的ながん医療を提供するとともに各地域のがん診療の連携協力体制の整備やがんに関する相談支援情報の提供を担っています。
当院では、5大がん(胃がん・大腸がん・肝がん・肺がん・乳がん)を初めとして血液・肝胆膵・婦人科・泌尿器・頭頚部・脳腫瘍と広範囲な疾患に対応できる体制を整備しています。さらに院内各科の専門医と共同カンファレンス(キャンサーボード)等を通じて連携を図りながら、一人の患者さんに対して外科的手術・化学療法・放射線治療・緩和ケアを含めた最良の集学的ながんのチーム治療ができるような体制をとっております。総合病院の特徴を生かして、心疾患や腎疾患など他の合併症を有する患者さんの治療も可能です。また自施設内で対応しない診療内容や集学的治療等が終了した後のフォローアップについても地域連携室・がん相談支援センターを通じながら他院と診療連携を行っています。