がん患者さんのつらさのスクリーニングについて
がんの患者さんは、がんと診断されたときから、さまざまなつらさ―例えばがんの痛みや治療の副作用、先行きの不安、仕事や家庭での悩みなど―を抱えていることが知られていますが、一方でそのつらさを医療者に伝えることが難しいとも言われています。
浜の町病院では、現在何らかのつらさを抱えておられるかどうか、「からだや気持ちのつらさの確認シート」「生活のしやすさに関する質問票」を用いて、入院・外来のすべてのがん患者さんに定期的にお尋ねすることを、2015年8月から始めました。がん患者さんが抱えておられるつらさに焦点を当て、以後の治療やケアに反映することを目的とした取り組みです。