院長補佐、乳腺センター長、がんセンター長、遺伝診療センター長、九州大学医学部 臨床教授
大城戸 政行
形成外科、腫瘍内科、放射線治療科と連携して、最新の標準的治療を提供します。
概要・特色
乳癌の標準的治療法には手術、放射線療法、ホルモン療法、化学療法、分子標的治療などがあります。このうち原発性乳癌の治療の基本となるのが手術及び薬物療法です。適応のある方には形成外科で乳房同時再建を行います。腫瘍が大きい場合、リンパ節転移がある場合、進行癌や炎症性乳癌の時は手術に先行して薬物療法を行うこともあります。乳癌の再発や転移の場合はそれまでの治療歴や再発・転移部位、ホルモン感受性・HER2などを参考に国内外のガイドラインに準じて治療方針を決定します。
当院は日本乳癌学会認定施設、福岡県乳癌検診・精密検査実施医療機関に指定されており、マンモグラフィ、超音波、細胞診、針生検、ステレオガイド下マンモトーム生検、MRI、CTを駆使して各科と協同で診断を行い、また治療方針の決定については腫瘍内科、放射線科と連携し、患者さんと充分話し合いインフォームドコンセントのもと行っています。
乳がんについて
乳がんの情報を見聞きすることが多くなってきています。最近の日本の統計では年間約9万人が乳がんに罹患し、1万4千人の方が亡くなっています。実に女性の9人に1人が生涯のうちに乳がんを患うという高い確率です。ただ様々な癌の中でも死亡率は低く、早期に癌を発見できれば治癒する可能性が高いことがわかっています。当院でも乳がんの手術数が増加しており、社会のニーズに応えて平成30年4月から乳腺センターを開設しました。外科、形成外科、腫瘍内科、放射線科などが連携して診断や治療を行います。
当院の乳がんの診療の流れ
自覚症状があり受診するとき、検診の要精密検査(二次検診)で受診するとき、他院からの紹介で診断がついているときでは検査の内容が異なります。
一般的な乳腺の検査はマンモグラフィと乳腺エコーです。
異常がなければ検診へ、良性疾患や経過観察が必要な時は乳腺専門クリニックへ紹介いたします。良性と悪性の区別が難しい、悪性が疑われるときは細胞診や針生検をおこない詳しい診断をします。
ブレスト・アウェアネスについて
ブレスト・アウェアネスは『乳房を意識する生活習慣です』
女性が乳房の状態に日頃から関心をもつことにより、乳房の変化を感じたら 速やかに医師に相談するという正しい受診行動を身につけましょう。
ブレスト・アウェアネスのすすめ
外来担当医師
午前
月 | 大城戸 政行 金城 和寿 |
---|---|
火 | 金城 和寿 |
水 | 当番医 |
木 | 髙尾 由佳 |
金 | 当番医 |
午後(乳腺外来)
乳腺外来は木曜日13:00~14:00の受付です「紹介状」をお持ちになって受診して下さい。二次検診(検診後の要精密検査)は月~金曜午前に受診してください。
月 | |
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火 | |
水 | |
木 | 大城戸 政行 |
金 |