腎臓内科 部長、血液浄化センター部長
吉田 鉄彦
平成27年より腎臓内科専門医が2名体制で診療にあたっています。尿蛋白や血尿など、検尿異常のある患者さんから、慢性および急性腎不全の患者さんの治療、末期腎不全の患者さんに対する血液透析、腹膜透析を行っています。
概要・特色
- 当院では、尿異常から慢性腎不全の管理、末期腎不全に至った場合の血液透析導入および維持透析、腹膜透析まで、さまざまな病期、状態の腎臓病患者さんを診察しています。
- 蛋白尿や血尿を指摘された方に対しては、状態をよくお聞きし、必要に応じて九大病院と連携して腎生検による組織診断を行い、治療を行っています。
- 尿異常や腎機能障害が3カ月以上続いている、いわゆる慢性腎臓病の患者さんに対しては可能であれば一週間程度の教育入院を行っていただき、現在の状態を把握し、医師、看護師、栄養士から、状態に応じた薬物療法、食事療法、生活指導などを患者さん個別に行っています。
- 腎不全が進行し、代替療法としての透析が必要になった場合はご本人やご家族とよく相談し、血液透析あるいは腹膜透析を導入しています。透析患者さんの合併症による入院治療も、他科と連携をとりながら行っています。また、シャントトラブルに対するPTA(経皮的血管形成術)、シャント再建術も行っています。
これまで、検尿異常、あるいは腎機能低下がありながら、まだ一度も腎臓内科専門医による診察を受けていない場合はご相談下さい。患者さんの状態を把握した上で、かかりつけの先生と連携をとりながら、腎機能がまだ安定している場合は通常はかかりつけの先生に、当院には3~6カ月に一度程度の受診をお願いしています。腎機能が悪化した場合には、1~4週間おきに当院を受診していただいています。腎臓内科の外来は月~金 毎日行っています。
血液浄化センター
血液浄化センターでは、慢性腎不全の患者さんに対する血液透析を主に行っています。透析装置とコンピューターシステムを連携させた最新の透析通信システムを導入し、オンラインHDFやオフラインHDFもしています。また、血漿交換、血液吸着などの特殊な血液浄化療法や造血幹細胞採取などの治療も行っています。
透析フロアは広々として、明るく開放的な空間で、患者さんが快適な透析時間を過ごせる環境が確保されています。
当センターには医師、臨床工学技士、看護師が勤務し、患者の状態や問題点について合同カンファレンスを行い情報共有しながら、チーム間での協力体制を構築しています。患者さんに安心で安全な治療を受けて頂けるように、日々知識技術の向上に努めています。
外来担当医師
午前
月 | 古城 英貴 |
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火 | 吉田 鉄彦 |
水 | 髙江 啓太 |
木 | 髙江 啓太 |
金 | 吉田 鉄彦 |