外来紹介 | |
4階AB病棟 HCU・ICU |
4階D病棟 呼吸器内科 |
6階AB病棟 整形外科・小児科 |
6階CD病棟 産科・婦人科 |
7階AB病棟 外科・泌尿器科・形成外科 |
7階CD病棟 肝臓内科・消化器内科・腫瘍内科・皮膚科 |
8階AB病棟 耳鼻咽喉科頭頸部外科・眼科・脳神経外科・脳神経内科 |
8階CD病棟 内分泌代謝内科・腎臓内科・循環器内科・膠原病内科 |
9階AB病棟 血液内科 |
9階CD病棟 血液内科・緩和医療科 |
手術室 | 血液浄化センター |
外来化学療法室 |
外来紹介
新病院ではシステムが変わり、放射線科以外の26の診療科をA~Eの5つのブロックに分けての受付となりました。また、お名前での呼び出しから、当日受付番号での呼び出しに変わってのご案内となっております。
外来フロアーには、ストーマ外来やフットケアができるスキンケア室、内視鏡室、生理検査室、中央処置室、栄養相談室、面談室などがあります。
予約以外フリーでの受診も多く、1日700人前後、多いときには800人を超える受診数となっていますが、看護師・クラーク共に各ブロック4~5人の配置で対応しています。ブロックまたは曜日により、受診数に差がありますが、いかにスムーズな流れで診療を受けて頂くことができ、終了する事ができるか日々の課題です。また、少しでもくつろげる空間として、ゆったりめのソファや椅子、テーブルも数か所に設置しています。
限られた時間内に安全で快適な環境で外来診察が受けられるよう支援をすることが外来看護の特徴であり、必要とされる継続看護を提供していきたいと思います。
5つのブロック
Aブロック | 婦人科、産科 |
---|---|
Bブロック | 整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科 |
Cブロック | 外科、腫瘍内科、緩和医療内科、脳神経外科、脳神経内科、循環器内科、血液内科、精神科 |
Dブロック | 消化器内科、肝臓内科、呼吸器内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、リウマチ・膠原病内科、 総合診療科、感染症内科 |
Eブロック | 耳鼻咽喉科・頭頚部外科、眼科、小児科 |
4階AB病棟(HCU・ICU)
4階A病棟(HCU)
ハイケア・ユニットは準重症患者さんや緊急入院される患者さんの受け入れ、手術後管理などあらゆる診療科に対応しています。夜間は、小児科・産科以外すべての緊急入院患者さんを受け入れています。
病床数は20床で、スタッフステーション前の4床は横並びに配置され、ICUと同様にきめ細かい観察と迅速な対応が提供できる環境となっています。
急性期看護はもちろんのこと、回復に向けてリハビリに取り組むなど、多岐にわたった看護を提供し、ICUや救急外来と一般病棟との橋渡し的役割を担っています。
看護体制は5:1で、経験豊富なスタッフを配置しており、後輩の育成にも力を入れています。心溢れる笑顔とチームワークで、安全と安楽を第一に、信頼される心のこもった医療と看護の提供を目指して頑張っています。
4階B病棟(ICU)
ICUは海側に面し、荒津大橋を一望できる広くて明るい空間となっています。ベッド数は4床で、陰陽圧室管理ができる個室を1床完備しています。侵襲の大きな手術を受ける患者さんや診療科を問わず、呼吸・循環・代謝・意識において生命を脅かす状況に陥った患者さんに対して24時間継続的に集中的な治療・看護を提供しています。
専門的かつ高度な医療が施される部署であり、急性・重症患者看護専門看護師や救急看護認定看護師を中心に日頃から知識・スキル・判断力の向上に努めています。
患者さんの一日も早い回復はもとより、ICU退室後の長期的な予後を考えたPICS(集中治療後症候群)予防への取り組みや多職種でのカンファレンスなど、医療スタッフが一つのチームとなって患者さんを支えています。
「心によりそう看護」の理念に基づき、患者さんやご家族の方々へ質の高い看護の提供を目指しています。
4階D病棟(呼吸器内科)
4階D病棟は呼吸器内科の病棟です。病床数34床のうち5床が観察室になっています。急性呼吸不全や間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患の急性増悪で呼吸管理が必要になった患者さんや、高齢で誤嚥性肺炎など日常生活動作に援助が必要な患者さんが入院されています。また肺癌患者さんも多く、看護師は告知から化学療法・放射線療法・ターミナル期のケアなど、呼吸器専門知識はもちろん、様々な知識と経験を必要とされます。
この34床の呼吸器内科の患者さんの治療・看護を、医師及び研修医・看護師・看護助手・クラークでコミュニケーション良く、アットホームな雰囲気で行っています。
また患者さんが療養する過程でご家族は重要な存在であるため、ご家族も看護の対象としてケアを行っています。患者さんやご家族が不安なく治療に臨めて、自宅に帰る事が出来るよう、慢性呼吸器疾患認定看護師やソーシャルワーカーと連携を取りながら、呼吸療法認定士や受け持ち看護師を中心に入院から退院までの支援を行っています。
6階AB病棟(整形外科・小児科)
6階A(整形)病棟
ベッド数33床は個室5床と4人部屋7部屋で構成されています。6階海側に位置し、ゆったりとして明るいラウンジからの眺めは患者さんからも好評です。
手術は変形性股関節症や膝関節症に対する人工関節置換術が多く、その他半月板損傷や靭帯損傷、各種骨折等に対する手術があります。手術前は、患者さんの不安を出来るだけ軽減出来るように手術に関する説明を行い、手術後は全身状態の観察や患者さんの安楽に努めています。
また入院中は移動の援助や食事、排泄、保清等の援助を行います。手術後のリハビリは、理学療法士の指導のもと機能回復に向けて頑張って頂きますが、患者さんは手足の疾患が多いため、移動の際に転倒や転落に対する危険が増しています。このため、いつでも不安の時は看護師に声をかけて頂く様お願いしています。またソーシャルワーカーが退院に向けた自宅環境の調整やリハビリの為の転院先の検討などのご相談を受けています。
6階B(小児科)病棟
病床数14床(うち2床は新生児室)は、兄弟入院の為の1室を除き全室個室となっています。海をイメージし青を基調とした床とカラフルなナースステーションにデザインされています。またプレイルームでは季節のイベントを取り入れて患児が楽しめるようにしています。
患児は時間外の緊急入院が多く、感染症などの短期入院がほとんどです。上気道や肺炎症状を伴う疾患やその他の感染症の患児が多いため、看護師は感染症以外の患児と受け持ち部屋を分け感染防止に努めています。また患児が回復する時期には、活発に動き出すため年齢に合わせたベッドを準備し母親と協力しながら転倒転落防止に努めています。
新生児室は産科病棟からの早産児や低出生児などを受け入れるため、持続的な観察と熟練したケアを心掛けています。
6階CD病棟(産科・婦人科)
6CD病棟は、産科・婦人科の混合病棟です。助産師と看護師が協働しながら、女性のライフサイクルに応じた医療を提供しております。入院中だけでなく退院後の生活を見据えた看護を行っています。
婦人科では、良性疾患や悪性疾患の手術、がんの薬物療法の実施、体外受精・顕微授精などの高度生殖医療を含む不妊治療を行っています。とりわけがん治療は、女性の性に及ぼす影響も大きく、がん看護専門看護師と連携しながら、患者の苦悩に寄り添いその方らしい生き方を支援するように努めています。また、所属スタッフにはリンパ浮腫療法士やがん化学療法看護認定看護師がおり、専門性を活かしたケアの実践を外来看護師と共に行っています。
産科では、安全・安心で妊婦さんとそのご家族に満足していただける出産と産後のケアの提供を目指しています。小児科をはじめとした複数の診療科とも連携し、チーム医療を提供しています。
妊婦健診や助産師外来、妊婦さんのニーズに応じて助産師主体で行う院内助産も取り組んでいます。出産後は電話訪問や産後健診、母乳外来を行いながら、妊娠・出産・産後の育児期に至るまで個々の要望や不安に寄り添った継続的なサービスを提供しています。
7階AB病棟(外科・泌尿器科・形成外科)
7階AB病棟は、外科・泌尿器科・形成外科の57床の混合病棟です。
外科は甲状腺や乳腺の疾患や肝胆管系を含めた消化器全般疾患及び呼吸器疾患の患者さんが、泌尿器科は尿路系悪性疾患や尿路結石及び前立腺肥大症などの患者さんが、手術を受けるために入院されます。形成外科では骨折や潰瘍などによる皮膚の欠損に対して機能や形態を整えるための手術を受ける患者さんが多いです。また、泌尿器科や一部の外科患者さんには、抗癌剤治療も行っています。ほとんどの手術が鏡視下で行われますので回復が早いのが特徴です。
1~2日の短い期間で術前の準備や不安の緩和に努め、術後は高齢の患者さんでもなるべく早く元の生活に戻れるように、早期から自宅生活を想定したリハビリを、理学療法士や言語聴覚士、皮膚排泄認定看護師や退院支援部門の協力を得ながら行っています。新病院に移ってからは、北側の病棟なので窓から海の見える病室が多く、患者さんにも好評です。
7階CD病棟(肝臓内科・消化器内科・腫瘍内科・皮膚科)
7階CD病棟は、肝臓内科・消化器内科・腫瘍内科・皮膚科の混合病棟です。
肝臓内科では、インターフェロン療法やラジオ波焼灼療法、肝生検、肝動脈塞栓術、静脈瘤硬化療法などが行われています。消化器内科では、食道、胃、大腸の早期癌やポリープに対する内視鏡治療および消化管出血に対する内視鏡治療、消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術などが行われています。また、腫瘍内科があることから、がん患者さんが多く、がん化学療法や放射線治療を含めた、がん治療最前線の病棟です。
皮膚科では、入院・外来を合わせると、年間100例以上の手術を行っています。また、帯状疱疹はじめウイルス性皮膚疾患の入院治療を多く行っています。
さまざまな診療科があるため、スタッフは専門性の高い知識・技術の習得のために日々研鑽し業務にあたっていますが、皆、明るくて楽しい人ばかりです。
写真は、ラジオ波焼灼療法の様子です。
8階AB病棟(耳鼻咽喉科頭頸部外科・眼科・脳神経外科・脳神経内科)
8階AB病棟は、耳鼻咽喉科頭頸部外科・眼科・脳神経外科・脳神経内科の混合病棟です。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科は、「聞く・話す・食べる・呼吸する」ことに関連しています。治療は手術療法・放射線療法・化学療法と多岐にわたり、病気や治療に伴い声を失う方や食事摂取が困難となる方もいます。治療前から患者さんやご家族の方が疾患や治療を理解し、不安を表出できるように心がけています。
眼科は年間300件以上の手術を行っており、「良く見えるようになった」と喜んで帰っていかれる姿に元気をいただいています。
脳神経外科・脳神経内科は、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、神経難病により身体機能や認知機能に障害を抱えられている方が多いことが特徴で、急性期からのリハビリを積極的に行い、現在の機能の維持・向上に向け、日常生活のすべてをリハビリと考え看護ケアを提供しています。
各診療科別に緩和チーム・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士・薬剤師・ソーシャルワーカー等を交えたカンファレンスを行い、多職種で関わりチーム医療を実践しています。入院中だけでなく、患者さんやご家族が退院後も安心して療養生活を送ることができるよう、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師やがん放射線療法看護認定看護師、外来看護師と連携して継続看護に努めています。
8階CD病棟(内分泌代謝内科・腎臓内科・循環器内科・膠原病内科)
8階CD病棟は、内分泌代謝内科、腎臓内科、循環器内科、膠原病内科の混合病棟です。
内分泌代謝内科は、主に糖尿病教育入院で、医師・栄養士・薬剤師・検査技師・理学療法士とともにチームで糖尿病教育を行っています。
腎臓内科は、腎生検・腎不全の治療・内シャント造設術などが行われ、血液透析や腹膜透析導入への患者指導にも取り組んでいます。
循環器内科は、心不全や心臓カテーテル検査・治療などを行っており、新病院移転後からは心臓リハビリテーションも開始しています。
膠原病内科は、リウマチ疾患に対して生物学的製剤の治療などを行っています。
患者さんの多くは慢性疾患で、継続的に自己管理できるような関わりが必要であることや高齢者が多いことから、地域連携課・栄養士・薬剤師・理学療法士など多職種とカンファレンスを行い情報提供し、指導や退院後の生活を支援するようにしています。
病棟には、慢性心不全看護認定看護師や日本糖尿病療養指導士・福岡糖尿病療養指導士、腹膜透析認定指導看護師が、外来には糖尿病看護認定看護師が在籍しており、定期的な勉強会を行い、知識・技術の向上に努めています。
9階AB病棟(血液内科)
9階AB病棟は41床全室がISOクラス7の無菌管理になっている血液内科病棟です。
A病棟は抗がん剤治療を中心に、B病棟は造血幹細胞移植を中心に行っています。B病棟は病室外も無菌管理としているため移植中でもラウンジで自由に過ごすことができます。
当院は年間50~60症例の自家・同種移植を行っており、移植や抗がん剤治療が少しでも安楽にそして安心して受けられるよう医師、看護師、臨床心理士、歯科衛生士、栄養士、理学療法士が連携してケアを行っています。クリスマスや七夕には患者さん・ご家族と一緒に演奏会や物作りをして気分転換に努めています。
血液病の患者さんは免疫力が低く感染しやすい状態ですので感染予防は重要です。患者さん、スタッフだけでなく家族、面会の方にもご協力いただきます。面会者の人数制限と体調チェック、手洗いとマスクの着用をお願いしています。
9階CD病棟(血液内科・緩和医療科)
9階CD病棟は、血液内科と緩和医療科の病棟です。Cブロックが緩和ケア病棟、Dブロックが血液内科病棟です。
緩和ケア病棟は、現在は院内のがん診療を受けている患者さんを対象にしています。主治医より緩和医療科医師や緩和ケアチームに依頼があった後に、主治医や緩和医療科医師・患者さんやご家族と相談の上、転科転棟して頂いて、患者・家族を中心とした緩和医療を目指しています。
血液内科病棟は、血液疾患で化学療法を受ける患者が対象です。ほとんどの患者さんが易感染性・易出血状態であるため、感染防止と転倒・転落防止に努めています。長期の入院生活になる患者さんや高齢者も多く、何らかの日常生活動作の援助を必要とする場合も多いので、患者さんのQOLの向上を目指した看護を行っています。
手術室
手術室では 毎日の予定手術だけではなく、急病で起こる緊急手術等にも24時間対応しており、心臓以外の全科の手術を年間4700件ほど実施しています。
手術室は9室ありバイオクリーンルームの2室では主に整形外科の人工物手術や脳神経外科領域の手術を行います。
患者さんに安心して安全に手術を受けていただけるよう、急患及び外来患者除くすべての患者さんに術前訪問を行い、術後にも一部の患者さんを訪問し、次のケアに活かしています。
職員は手術室経験1年目から20年以上の看護師28名、看護助手(4.5名)の他、担当臨床工学技士1名、麻酔科医師(7~8名)が働いており、常に緊急事態に対応できる体制もあります。手術室は病棟とは異なる専門性の高い知識と技術を求められる部署ですが、新しいことにも多職種と連携して全員がスムーズに習得できる体制をとっており、各自がやりがいをもって働いています。
血液浄化センター
血液浄化センターでは、末期腎不全の患者さんを対象にした血液透析を中心に、血漿交換、血液吸着などの特殊な血液浄化療法や白血病治療のための造血幹細胞採取を行っています。
週3回の血液維持透析では、月~土の午前中に加え、月・水・金の午後透析も行っています。透析装置とコンピューターシステムを連携させた透析通信システムが導入されております。透析フロアは個室も含めベッド数32床あり、明るく開放的な空間で、患者さんが快適な治療時間を過ごせる環境になっています。
患者さんに安心で安全な治療をうけて頂くために、治療中の状態把握や機器管理を行い、問題点等について医師・臨床工学技士・看護師で情報共有しチーム医療提供に努めています。また、透析導入時の支援や、透析患者のQOL向上のため患者自身が食事や服薬管理ができるよう個別的、継続的な支援に努めています。
外来化学療法室
外来化学療法室はベッド数15床です。治療中、少しでも快適に過ごして頂けるように、温かく安らげる雰囲気つくりを心がけています。
外来化学療法室の看護師は専従3名、専任1名の体制で点滴の管理や継続支援を行っています。
外来での治療が始まる前には、外来化学療法室を見学していただき、どのような場所・設備で治療をするのか、今後の支援体制についてご確認いただき、少しでも不安を軽減できるように努めています。
治療期間中は、治療後の体調やご自宅での様子・気がかりなことや困られたことなどを伺い、安楽に治療ができるように一緒に対処方法を考えています。また、安心して通院治療が継続できるように、症状の出現時だけでなく、副作用への対処に迷った場合にも、いつでも連絡して頂けるように看護師による電話相談も行っています。