マンモグラフィー
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乳房撮影専用のX線装置で乳房内の組織を写し出す検査です。石灰化や腫瘤などの病変が写し出されます。視触診では見つかりにくいごく微小ながんの発見も可能で、乳がんの早期発見につながります。
左右の乳房を片方ずつ圧迫して撮影します。乳房を平らにして中を見えやすくするために圧迫が必要ですので、検査には多少の痛みを伴います。生理前など乳房が張っている時期を避けて検査を受けることで、痛みが多少軽減されます。
撮影には女性技師が対応していますので、不安なことがあれば何でもご質問ください。
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マンモトーム生検
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乳がんの可能性が疑われた場合は、細胞診や組織診といったさらに詳しい検査が必要になります。マンモトーム生検とは局所麻酔下で行う吸引型の組織検査です。切除生検では傷を全く回避することはできませんが、マンモトーム生検では傷跡を最小限に止めることができ、縫合の必要もありません。
当施設では平成16年よりステレオガイド下によるマンモトームを導入し、疑わしい微小石灰化病変に対する検査を行っています。
マンモトーム生検の方法
- 専用の寝台にうつ伏せになります
- マンモグラフィーを撮影し、検査対象となる病変の位置を特定します
- 検査部位 (乳房) に局所麻酔をします
- 検査針を刺入します
- 針と病変の位置を確認し、病変組織を吸引採取します
- 針と病変の位置を確認し、病変組織を吸引採取します
マンモトーム生検の特徴
- 傷痕は5ミリ以下の小さな傷です
- 縫合の必要はありません
- 乳房の変形はありません
- 30分程度の検査です
- 局所麻酔をして行いますので、痛みはほとんどありません